1952-06-12 第13回国会 参議院 経済安定委員会 第16号
ところが今日二十六年度の電力電熱使用量が二十六年度で六十億キロワツトアワーになつてしまつておるわけです。ところが二十九年度になつて四十九億キロワツトしかこういつた面に廻つて来ないという数字が出て来たわけです。ここで非常に私は不思議に思うわけです。
ところが今日二十六年度の電力電熱使用量が二十六年度で六十億キロワツトアワーになつてしまつておるわけです。ところが二十九年度になつて四十九億キロワツトしかこういつた面に廻つて来ないという数字が出て来たわけです。ここで非常に私は不思議に思うわけです。
その第一といたしまして、暖房用の電熱器とか、調理用及び湯沸かし用の電熱器——もちろんこれにつきましては一戸の電熱使用者の使用する電熱器の総容量が一・二キロワツト以下のものは除いております。それから電気ぶろ用の電熱器——これはもちろん公衆浴場のものは除いております。その他電気温水器とか、そういつたものを家庭的の問題としては考えております。
○秋田委員 十二月から電熱使用禁止となるというようなことを聞いておるのでございますが、ガス用石炭について、十分な措置が講ぜられているかどうか。この点について……。
そこで家庭用の電熱使用を防ぐためにはどうすればいいかというと、これは言うまでもないことでありまして、外の燃料で以て家庭用の燃料を確保するという以外にはないのでありまして、從つて次の対策としては、この家庭用の燃料を確保するためには、現在の直ぐの問題としては、今の電熱以外の家庭用の燃料としてあるところの薪炭であるとか、加工炭浪であるとか、これをはつきり確保して國民に供給するという措置を採ればいいわけであります
すなわち家庭の電熱使用については定額制の需用家については全面的にこれを禁止し、從量制需用家についてもその電力使用量の割當は都市に限ることとしたのであります。またその使用時間についても新たに制限を設け、できるだけその使用が一般の電力需給を混亂せしめないよう措置した次第であります。 最後に電力の擅用の防止についてであります。
○飯田精太郎君 最近發表されておりました割當の規定に對して、なにか電熱使用は許可を得なければいかんというようなことがちよつとあつたために、業者のところへ申込みに行つたところが、全然今まで認可を受けてないのだからいかんというのではねつけられた。
それから最後に申上げますが、この電力危機を招來しました大きな一つの原因といたしまして、戰後の電熱使用の増加であります。各家庭が電氣焜炉、ストーブ、こういうものを煖房用、炊事用に使つたために、電力危機が非常に急迫してきたということは間違いないことであります。これが何に原因するかと申しますと、即ち政府の燃料對策が失敗であつたことであります。つまり薪炭の割當配給が完全に失敗したことである。
根本から言いますと電氣を熱源としましてあのニクロム線を通じて使うということ自體に相當問題はありますけれども、一應その根本論は別としまして、多少なりとも電熱使用を認めるということになれば、その熱を逃さないようにすることが第一であります。
この電力の逼迫時代におきまして、まずもつて私どもは、家庭の電熱使用はでき得る限り減らしまして、これに代うるに薪炭等の、熱效率の家庭用として最も高いものを使用していただくということを考えまして、經濟安定本部にもお願いしてその施策を立て、實施していただくように努力をしておるのでありますけれども、それにしましても、全然家庭の電熱使用を禁止するということはお説の通りこれはできないことであります。
從いまして今後わが國の産業再建のために、最も緊要なる方面に電力を十分に供給いたしますがためには、この需用の大なる部分を占めておりまする家庭等の電熱使用を、でき得る限り抑制しなくてはならぬと考えております。しかしながら一面から見ますと、この電熱使用もまことにやむを得ざるに出でたる點が多々あるのでございます。
そのため冬期におきましては一般の電熱使用は殆んど認める余地がないと思われるのでございまして、政府といたしましては薪炭その他の燃料事情と睨み合せて、この冬期対策を綜合的に考究したいと思つております。